中国語よりも英語を学ぼう

中国語よりも英語を学ぼう

今から10年ぐらい前、中国の国際的な力が急進してきた際、「これからは英語よりも中国語の時代だ」「習うなら英語よりも中国語だ」という声が世間で上がりました。今でもその傾向はありますし、実際、中国語が重宝される場面も多数あります。しかし、身につけるのなら、まずは中国語よりも英語の方がオススメです。その理由として、まず、やはり中国語よりも英語の方が、使われる国、場面がはるかに多く、どこに行っても役に立つということがあります。中国語は中国でしか使われていません。完全にマスターしたところで、中国をビジネスの場にするしかないのです。また、難易度的にも英語の方がだいぶ低いといえます。中国語は日本と同じ漢字圏の国なので、「読むぐらいならなんとかできそう」と思うかもしれません。確かにそうなのですが、発音が難しく、意味が多少理解できても音読は困難です。中国語の和訳問題などは、当然、漢字の作りだけで意味がわかるような簡単な文章はほとんど出ません。漢字も日本のそれとは大きく異なるので、アルファベットだけで済む英語とは相当にハードルの違いがあります。さらに言うと、英語と中国語は文法的に似通った言語であり、英語をマスターしている人なら中国語も比較的スムーズに覚えられるのです。